葬儀に参列する際に気を付けなくてはならないのが身だしなみのマナーであり、基本的なマナーとして頭に置いておかなくてはならないのが、殺生をイメージさせるものは身につけないという点です。毛皮だけではなく動物の皮とわかる爬虫類系の皮革も避けることがマナーであり、光沢のある装飾品なども避けるようにしておきましょう。お洒落をしていく場所ではないのはもちろんのこと、肌が見える範囲もできる限り少なくしておくことが大切です。
それぞれのご家庭によって、お墓の状況が異なっているため、終活を進めることをきっかけに、お墓のことを改めて調べることをおすすめします。すでに遺骨でいっぱいになっている場合は、散骨をしてスペースを作るなど、入らない問題をきちんと解決する必要があります。自分の親にお墓のことを教えてもらうことによって、今の問題を知ることができる場合もあり、早めに尋ねることも大事なポイントです。専門業者に相談をしながら、散骨をしてスペースを作ったり、お墓がない場合は、お墓を用意することや土地を探すなど、情報収集に力を入れることができます。
規模の小さな葬儀が増えている今の時代では、密葬も珍しいことではなくなりつつあります。遺族や血縁者といったごく親しい方のみで行う葬式スタイルであり、基本的に周囲には通知せず参列者を招かないのが特徴となっています。会場の規模が小さく、飲食接待費の削減になるのも特徴ですが、お通夜や葬儀、火葬のいったなどの流れは一般葬と変わりはありません。本来は密葬を執り行った後には関係者に通知をして、本葬を執り行うことが一般的でした。
納骨の方法や時期、費用などは、それぞれの故人の生前の意向や遺族の経済力などによって大きく異なるため、余裕を持って葬儀社の信頼できるスタッフにアドバイスを求めるのがおすすめです。葬儀社によっては、葬儀後に必要な手続きまでトータルサポートを行っているところもあり、少しでも迷っていることがあれば早めに担当者と連絡を取ることがポイントです。一般的に、樹木葬をはじめとする専門的な知識や技術が必要となる納骨の方法については、依頼先が見つかるまでに時間が掛かったり、多額の費用が発生したりすることもあるため、余裕を持って見積もりをお願いしたり、資料請求をしたりすることが大事です。