小さいお子さんや高齢の方が喪主の場合、親族が代理で挨拶を行うことがあります。また、故人に親族がいない場合は、生前深く関わっていた参列者が代わりにあいさつするケースも少なくありません。もしも喪主の代理としてあいさつすることになったときは、いくつかのポイントを押さえておけば、慌てることなくスムーズにあいさつできます。まず、冒頭で必ず故人との間柄を述べることが大切です。冒頭で自己紹介をしておけば、参列者が戸惑うことがありません。
焼香については仏式の葬儀や法事では欠かすことができません。さらに、お墓や仏壇前であげるお線香に関しても非常に広い意味では焼香にあたることになります。まず第一に、焼香全般の意図は、仏法僧の三宝に向けての供養や亡くなられた方に向けての弔いがあります。さらに、香りで腐敗臭を抑止するといった意味もあると言われています。かつてはドライアイスでの遺体の保存ノウハウも存在しなかったことから、香りそのものが思いの外役に立ったと評されています。
葬儀までに信仰をしている宗派の戒名を授かるためには、数十万円から百万円ほどのお布施が必要となるため、早い段階から葬儀社の担当者とこまめに打ち合わせをして、当日に包む金額について確認することが大切です。明朗会計のシステムが採用されている業者の中には、具体的なお布施の金額について一人ひとりの遺族に対して説明をしたり、各宗派のお布施の相場を示したりしているところもあるため、当日までに安心して準備をすることが可能です。