2018年03月11日

故人の好きな花を供えたい場合の注意

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故人と親しいのであれば、好きな花の好みも分かっているので供えてあげたいと考える方もいるのではないでしょうか。好みの花を供花として故人を慰めるのであれば、通夜や葬儀の場に飾る花には相応しくないことがあります。

寺院や葬儀社からの指定の花でないと飾れないケースもあります。できれば避けた方が良さそうです。血縁関係が濃い方や非常に親しい方が供えるのであれば、枕花がいいでしょう。枕花とは、亡くなって間もない時に飾って寂しくないようにしてあげたいという場合に、枕元に飾る花のことを言います。

葬儀社で用意できる場合もあるので、すぐに出向けない時には連絡して持ち込んでもらうといいでしょう。5千円〜1万円程度くらいのアレンジメントが多く、自宅に飾ることを考えてあまり大きくならないようにするのがおすすめです。

遺族に花の世話などの手間をかけさせないように、かご盛りなどの小ぶりなアレンジメントが相応しいです。生花店に依頼する際は、枕花で使いたいと伝えると適した花を選んでもらえます。バラのように棘がある花は供花には適さないので、生花店の方が入れてしまった場合は取り除くようにお願いしてください。

キリスト教の場合は枕花を葬儀場まで持って行くことがあるので、白でまとめるといいでしょう。他の宗教の場合は、淡い色の取り合わせや白と紫や青という落ち着いた色合いであれば構わないとする所が多いです。枕花はお葬式が終わった後も、四十九日が過ぎるまで祭壇に飾っておけます。