2018年10月16日

五つ紋付きの黒喪服を着用するのは遺族のみ

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葬儀の服装として着物の喪服を着用することもありますが、五つの紋を染めた黒無地を着用するのが遺族の和装スタイルです。光沢がない記事を選ぶことも大事であり、縮緬や羽二重などを使用します。和装での黒喪服を着用する際には普段の和装とは異なりますので、人から見える部分は全て黒色で統一をするのが基本です。

小物類もそうですから、手に持つバッグや足元の草履に帯締めや帯揚げなども黒色にします。足袋や襦袢に半衿などは特に黒にこだわる必要はなく、着付けで使用をする手締めや帯板に帯枕なども同様です。黒喪服を着つける際には小さめの帯枕を使い、帯のお太鼓のサイズにも気を付けて、大きくし過ぎないようにします。

肌の露出は控えるべきですから衣紋は抜き過ぎないよう注意をして、襦袢も見えないよう床すれすれの位置で着物の裾を合わせることです。遺族ではなくお葬式に参列をする際であれば、男性の場合はブラックスーツやブラックフォーマルで構いません。黒の上下とネクタイも黒色を合わせますが、学生が就職活動時に着用をするリクルートスーツではないです。生地や素材の光沢も全く異なりますので、大人になったら正式な喪服として着用できる黒のスーツの用意をします。