2018年11月06日

香典返しの期間は宗派によっても若干違う

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お通夜など、葬儀で頂いた香典のお礼として相手に渡すのが香典返しであり、忌明けから1か月の間に贈るのが原則です。忌明けの日取りは宗派によって若干違いますので、その点に配慮しておきましょう。他界した日を1日目と数えるのは同じですが、仏式は49日目が忌明けであり、神式は50日目が忌明けとなっています。

そして、キリスト教のカトリック系では亡くなった日から30日目の追悼ミサが忌明けにあたり、プロテスタント系では1か月後の昇天記念日が忌明けに相当します。元々キリスト教では香典や香典返しといった風習は見られなかったのですが、現在ではお花料などをもらった人にお礼を渡すケースが増えています。

また、最近では宗派に関わらず、当日に返礼品を渡す即日返しといったスタイルも少なくありません。返礼品の送付リストを作る手間が省けるうえ、品物の購入代を葬祭費に組み込めば節税対策にもなることから人気となっています。当日返しの場合、参列者に同一品を渡すため、高額の香典を受け取った時は忌明け後、改めて金額に似合った品を贈るのが通例です。何れの場合も返礼品を渡す期間などは地域によって違う場合もあるため、不安な時は地元の葬儀業者などに相談してみると良いでしょう。