葬儀を執り行う中では会食の場も設けることが一般的であり、お通夜の後に行われる通夜ぶるまいと、法要の後にふるまわれるのが精進落としが基本となっています。僧侶や会葬者をもてなすことが、近年ではメインの目的となっていますが、いざ振る舞う立場となればどんな料理内容がふさわしいのかや、費用など気になる点は多いのではないでしょうか。
参加する人数により金額に違いは生まれますが、通夜振る舞いは特にどの程度の人数が参加するか見当がつかない場合もあります。そうなれば、一人前ずつの料理を準備するのは難しいので、オードブルなど大人数でつまめる大皿の物を準備すると無駄になりにくいです。
肉や魚は使ってはならないとされていた時代もありますが、近年ではあまりメニュー内容は気にしないケースが増えています。基本的には会葬者から会食の費用を徴収するということはないので、葬儀を執り行う中でも飲食接待費は大部分を占める出費ということは確かです。葬儀費用の見積もりには、飲食接待費は含まれていないケースも多いので、事前にしっかり確認しておくようにしましょう。通夜振る舞いと精進落としは、一人頭五千円程度はかかると考えておくべきです。