日蓮宗の葬儀であるからといって、参列するときにそれに自分も合わせる必要性があるのか、ということになりますがそこまで気にしないでもよいです。但し、こうしたことが違う、と言う事も知っておいたほうがよいことがあります。
例えば、唱え言葉として南無阿弥陀仏というのがありますが、これは日蓮宗では違います。南無妙法蓮華経となります。これは法華経という経典が最高のものとしているからであり、当然、信者たちは南無阿弥陀仏ではなく、南無妙法蓮華経ということになります。
そのため、葬式ではそうした言葉が聞こえてくることでしょう。お焼香のやり方などに関しては特に変わったことがあるわけではないのでこちらは大丈夫です。香典の出し方などについても問題はありませんし、言葉遣いなども特別なものがあるというわけでもないので普通の葬式として参加しても全く問題はないです。大きく違うことといえば南無妙法蓮華経ということくらいであり、後は普通に葬式に参加したことがある人であればまったく問題なく、参列することができるでしょう。但し、儀式として日蓮宗独自の開棺と引導と呼ばれる儀式があります。これは自分が何かをするわけではなく、お坊さんがやることではありますが知っておくと良いでしょう。