仏教で自分以外の者に対して布施を行うことが仏様に徳を積むことになるという考え方があります。これを亡くなった人に振り向けるという意味から、お通夜などでお酒などの飲み物や食事を振る舞うことも布施のひとつだと言われています。
要するになくなった人への供養ということで会葬者に渡す返礼品は供養品とも言われています。これは通夜振舞いに出ない人に対してその代わりとして渡されていて、一般的な葬儀の会葬御礼とは違う品物だったそうです。しかし、お通夜が告別式化している現在ではすべてが返礼品として渡されています。
これは葬儀の際葬祭業者に手配してもらうことができます。多くの場合1000円前後で最近は商品券やコンビニのカードなども増えています。その他にはブランドのハンカチやお菓子とお茶のセットなどの人気があるようです。葬儀を行う際に返礼品の用意は必須です。発注するときには会葬者の数を考慮する必要がありますが、数の把握は難しいかもしれません。弔問に訪れる人数の予測がつかないときには、返品ができるものを選ぶのが良いかもしれません。返品ができるものかどうかの判断は葬祭業者にまかせますが、少し多いかなというくらいの数を発注するほうが足りなくなる心配をしなくて済むでしょう。