2019年03月13日

御葬式後の、自宅でのお清めの作法とは

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日本人の一般的な風習として、斎場などで行われた御葬式に参列したあとに、自宅に入る前にお清めの塩を用いますが、宗派によっては必ずしも行わなくてよい場合もあります。これは、神道では人が亡くなることに関連して穢れが生じることに由来する風習で、仏教ではそうゆう解釈が存在しないので行わないことがあるからです。

お寺などの御葬式の後には、いろいろとあまり気にせずに自宅に入っても誤りではありません。しかし、現代では大抵、お清めをすることになっていますから、よく理解して行うとよいでしょう。手順としては玄関をまたぐ前に、胸、背中、足元の順にひとつまみを三ヵ所振りかけて自宅に入ることが正しいのですが、できれば家族にしてもらうとよいでしょう。

葬儀の場でお食事をみんなで食べることがありますが、これにもお清めの意味がありますから、塩を用いなくてもかまわない解釈もありますが、やはり気になる人は手順通りに行うと安心できます。高齢化社会の日本では、自分の身内だけでなく御葬式に関わる頻度が高いですから、作法を学び理解しておけば役立つことがあります。故人の死を悼み参列する葬儀の作法を守れば、日本人として礼儀をわきまえることができますから、誰もが一通り理解することも必要です。