2019年06月30日

キリスト教式の葬儀から宗教の違いを把握する

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キリスト教では基本的に命を終えた時には、永遠の命が始まることを意味しています。永遠の命を手に入れて、悲しむ以上に喜ばしい儀式として葬儀を執り行うことと日本では考えられています。神様に召された後で、天国で安らかに過ごしていくことができると考えられています。

神式と異なりますが、亡くなることは不幸なイベントでないと考えています。そこで日本で執り行われることが多い仏式と異なって、お悔やみの言葉を基本的に言いません。また通夜は基本的にないので、独自の儀式を行って供養することになります。

儀式の一環として執り行っていきますが、基本的にキリスト教式では歌や祈りそして献花を捧げながら進めていきます。聖歌や讃美歌の斉唱も行われるので仏式と大きく異なりますが、昨今自宅や協会だけでなく斎場で執り行うことも少なくありません。

また大別してプロテスタント派とカトリック派に分かれますが、それぞれ作法も異なっています。カトリック派だと遺族が故人の罪を悔い改めながら許しを神様に請いて、永遠の命を祈ります。洗礼も受けるので、信者となることが条件です。一方プロテスタント派は天に召されると冥福でなく、神様へ感謝する気持ちや遺族を慰めていくようになります。賛美歌を歌い、前夜祭として告別式などと同じように故人を送り出していきます。