葬儀会社に葬儀を依頼すると、祭壇の用意や設置などの準備まで対応してくれるため、自分たちで準備する必要がありません。祭壇にはランクがあり、それぞれに料金が異なります。自宅や葬儀場の大きさを十分に確認した上で、予算に合わせてプランを選ぶようにしましょう。
また、供物や供花の並べ方は、喪主にお任せしている葬儀会社がたくさんあります。いざというときに迷わないためにも、喪主になったときは供物や供花の並べ順を考えておくと安心です。また、遺影を用意するのも遺族の大切な役割の一つです。
昔は正装で前を向いている写真を選ぶのが一般的でしたが、近年は笑顔の写真や普段着で何かしているときの写真など、故人の自然な表情の写真を選ぶ遺族が増えているようです。また、現在は元気に動き回れるうちに遺影を撮影しておきたいと考える人も多くなったと言われています。
それに伴い、生前に遺影を撮影するサービスを提供している業者も登場しています。故人が使用してほしい写真を指定している場合は、その写真をそのまま使うとよいでしょう。故人が納得する写真を使えるのはもちろんのこと、遺族にとっては葬儀の準備のときに慌てて写真を選ぶ手間や負担を軽減できるメリットがあります。