2019年12月16日

知っておきたい、日本での納骨の儀式

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現代の日本では、人が亡くなると、お通夜やお葬式をしたのちに、火葬が実施され遺骨を骨壺に納めます。その後に、納骨式が行われるのが一般的ですが、一体どのタイミングで行うのが良いのか迷っている人も多いかもしれません。

仏教におけるしきたりでは、四十九日の包容に合わせて行うのが一般的です。先祖代々のお墓が確保されている場合でも、遺骨は一度家に持ち帰り、四十九日までの間、自宅に遺骨を置くことで生前の故人を忍びます。そして、四十九日の法要の後にお墓に出向き遺骨を納めます。

四十九日が選ばれるわけは、亡くなった人は四十九日までは中陰といって、亡くなった人の次の転生先を決める期間であるからです。そのため、あえて遺骨は埋めず、中陰壇などにまつってお祈りするのが基本です。納骨式の流れですが、最初にお寺への手配をします。

これまで説明した通り、納骨式の日を四十九日になるように調整します。その時には住職に来てもらうための手配もします。次に、石材店の手配です。これは、骨壺を入れるにあたって、石を動かしてもらう必要がることと、故人の名前を彫ってもらうためです。当日は、喪主の挨拶から始まり、遺骨をおさめ、僧侶による読経が行われたのちに、焼香が行われます。また、最後に会食する機会を設けることが多いです。