納骨はいつ行わねばならないと厳密に決められておらず、基本的に遺骨の保管者にゆだねられています。宗教や宗派によって決まっているわけでもありません。しかし、一般的には四十九日の法要や一周忌の法要の時に行われることが多いようです。
四十九日や一周忌の法要で行われる理由は、人が集まりやすいことがあげられます。葬儀後に納骨することもできますが、バタバタしていたり、気持ち的に整理が付かなかったりします。また、三回忌法要以降になると人が集まりにくくなってしまうことも理由にあげられるでしょう。
親族などと話し合い、最も適切な時期を選ぶのがベストです。ただし、四十九日のタイミングで行う場合は、すでにお墓があることが前提となります。新しくお墓を作る場合、四十九日までに間に合わないことがほとんどです。
納得できるお墓の場所探しをしたり、石材を選んだりと時間がかかるからです。新しくお墓を作る場合は、百か日、もしくは一周忌を目安に行うのがよいでしょう。また、キリスト教には仏教のような年忌法要はありませんが、仏教式に準じ四十九日や一周忌のタイミングで行われるのが一般的です。
そもそも、キリスト教は土葬が一般的であるため、納骨が行われないこともあります。