人が亡くなり、お通夜、お葬式を行うまでの時間はそう多くはありません。悲しみの中で様々なことを決めて行かなければならないので、その精神的な負担はとても大きいはずです。そんな中でも後で後悔しないためにはきちんと考えていくことが大切です。葬儀を行う際にまず決めなければいけないのが斎場です。斎場の探し方には、あらかじめ把握しておきたい大切なことがあります。場所とお葬式の規模、予算、サービス内容です。これらを念頭において考えることが必要になります。参列者の数はわからない場合も多くありますが、それでも大体の人数は把握しておくべきでしょう。お葬式の規模は参列者の人数によって違ってきます。故人の生前の交友関係などからできる範囲で判断することが望まれます。
また、遠方から来られる方もいるかもしれないので、交通の便が良い場所を選ぶ必要があります。加えて予算も参列者の人数を事前に予測した上で考えます。サービス内容もそれによって、駐車場の広さ、施設内の冷暖房の設備の有無、控室の収容人数なども探す際の判断の基準になります。また、最近は故人を自宅に連れて帰らずに直接斎場に搬送することも多くなっていますが、その場合には遺体の安置ができる設備があるかどうか、また一晩ずっと付き添いたければ、付き添い安置が可能かどうかも確認する必要があります。そして葬儀を行う場所は、できれば自宅から近いところにあるところが良いとされています。普段からお付き合いのある近所の人などの弔問客が多いようならその人たちのためにも近場所を選ぶということも探し方のコツとなります。
いくらある程度は予測できたとしても、人がなくなるということは突然のことなので、葬祭業者などをあらかじめ決めておける人はそう多くはありません。それだけ人が亡くなることは非日常だということです。しかし、亡くなってしまった場合には、時間にかかわらずすぐにいろいろな手配をしなければならないので、葬祭業者は事前に決めておくほうがその後のいろいろなことをスムーズに進めることができるかもしれません。その際に考慮するべきことは、まず問い合わせをしたときに、きちんと話を聞いたり相談にのってくれて、親身になって対応してくれるかどうかです。契約を決めたいばかりに、相手の話も聞かずにいろいろなことを進めていきそうな業者は、少し時間をおいて考えたほうが良いかもしれません。
式場を決める前に、葬祭業者を決めなければならないので、故人や家族の意志を伝えられる葬祭業者を選ぶということも探し方のひとつになるでしょう。
● 参考サイトのご紹介
葬儀場を探す|斎場・火葬場・セレモニーホールの一覧【公益社】
www.koekisha.co.jp/information
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