突然の訃報にショックを受けつつ、冷静に準備をしなければならないのが葬儀への参列準備です。地域のしきたり等は両親や兄弟姉妹に確認を取りながら情報を得ていくのが一番無難ではありますが、地域の風習と併せて一般的な慣習も、この機会に調べてみることをお勧めします。一般的な慣習と両親からの情報を照らし合わせつつ、親族内でバランスの良い金額を準備することが重要です。葬儀参列時、特に「お悔やみの気持ち」をお伝えする意味で非常に重要となる「香典」の相場はご存知でしょうか。
宗派や地域によっても差が出てきますが、基本的には故人との関係の近さに応じて、大体の相場が決められています。まず、祖父母が亡くなった場合に孫の代が香典を準備するべきかどうか。これは両親の考えに従うのが最も無難でしょう。親同士で冠婚葬祭でのお金のやり取りに関する取り決めをしている場合もありますので、まずは両親へ確認することをお勧めします。そして相場。孫の年代によっても上下しますが、20〜30代であれば1人当たり1万円から3万円程が一般的です。
夫婦で参列する場合は2人分、家族で参列する場合は家族の分をまとめて包みます。兄弟姉妹がいる場合は互いに包む金額を確認し合い、合わせるようにしましょう。最終的に両親に金額を伝えておくと、より安心です。また香典を入れる不祝儀袋にも、お金の入れ方や表書きの書き方、袋の畳み方等にマナーがあるので、間違えないよう確認しながら準備することをお勧めします。適切な不祝儀袋を購入する為、故人の宗派を確認することも重要です。落ち着いて抜かりなく準備を整え、穏やかな気持ちで葬儀に臨みましょう。